マネックス証券ファン感謝Dayでパネリスト5名によるマーケット展望をレポートする。
・前回の記事
1. 2019年日本株相場展望 広木隆氏
2. 2019年経済予想 藤巻健史氏
3. 2019年マーケット展望予測 イエスパー・コール、佐々木、松本、広木、大槻氏
(1) 今年の日経平均の上値と下値の予想
(2) 今後期待できる国内業種
(3) 今年のダウ平均の上値と下値の予想
(4) 今年の米ドル/円、米ドル建ビットコインの上値と下値の予想
(5) お勧めの資産配分
前回に続き、パネリストディスカッションの様子をレポートする。
このセッションで最大の見所である、お勧めの資産配分について紹介する。
尚、当日の講演の様子はマネックス証券口座保有者であれば、下記リンクからアーカイブ動画を見ることができる。
(5) お勧めの資産配分
今回はマネックス証券広木氏とJPモルガン佐々木氏のお勧め資本配分を紹介する。
まずは広木氏。
日本株 25%/ 中国株 25% / グローバル適格債 10% / コモディティ 10% / J REIT 10% / 新興国REIT 10%
広木氏の略歴についてはリンク先をご参照。
次に佐々木氏。
日本株 25% / 米国株 35% / ユーロ 30% / ポンド 10%
この2人に共通する点は、資産配分で現金保有せず、各資産を分散保有する戦略。
広木氏の資産配分で興味深いのは、昨年冴えなかった中国株の保有を資産の25%で提案していること。
このセッションに先立つセミナーでも広木氏は、中国の景気先行指数や人民元建て融資の下げ止まり、反転傾向が見られることから、今年中国株への期待が伺われた。
この話を受けて、今年の投資先候補として中国株投資に目を向けるきっかけになった。
一方、佐々木氏の資産配分で興味深いのは、外貨保有(ユーロ、ポンド)を提案しており、3月末に予定されるブレグジットが延期されて、円安現地通貨高を見越した。