配当・株主優待が充実する企業を紹介するこのシリーズ。
昨日紹介した大和ハウス工業に続き、2021年NISA枠を活用した株主優待投資検討中の方に、アイデア投資家が投資ビギナーの家族に勧める目線で、3月優待企業を紹介する。
・3月優待企業大和ハウス工業の記事
前回述べた通り、選定企業の基準は、投資ビギナーの家族に勧めるケースを想定し、以下の3点を特に意識した。
1.業績の振れ幅が少ない=業績が安定的。
2.生活に役立つ優待が期待できる=興味を持てる、ユーザー目線で企業を見れる。
3.優待に加え、配当利回り2%以上期待できる=長期保有で優待+αのメリットあり。
今回紹介するのは東急不動産ホールディングス<3289>。
大手不動産グループで、総合デベロッパーとして都心の不動産開発が主力。
不動産開発は、オフィスビル・商業施設開発・運営、戸建住宅・中高層住宅等の開発・建設など。またウェルネス事業として、ホテル・リゾート施設・スポーツクラブ、住生活用品の小売なども展開。
傘下の企業として、東急不動産、東急コミュニティー、東急リバブル、東急ハンズ、東急ホームズなどある。
前述の基準に照らし、2つの項目を満たし、1つの項目もおそらく満たすと判断した。
1.業績の振れ幅が少ない→おそらくYes
東急不動産ホールディングスの売上高・営業利益の8年間推移は、売上高は2020年度まで年率1桁成長してきたが、21年度はコロナ影響を受ける見込み。利益も同様の傾向。
一方、営業キャッシュフローは、プラス水準を維持しているが、投資キャッシュフローが継続的に発生し、フリーキャッシュフローはマイナス傾向。
2.生活に役立つ優待が期待できる→Yes
東急不動産ホールディングスの株主優待は、100株保有の場合、3つの優待内容がある。
リゾートホテル宿泊優待券(2)宿泊優待共通券(3)スポーツ優待共通券を、100株保有の株主は、(1) 1枚 + (2) 2枚 + (3) 2枚 を受け取れる。
株主優待情報 │ 株式・社債情報 │ 投資家情報 │ 東急不動産ホールディングス株式会社 (tokyu-fudosan-hd.co.jp)
3.優待に加え、配当利回り2%以上期待できる→ Yes
2021/3/5時点の株価でみると、1株あたりの配当16円の実績で、配当利回り(税引前)は2.39%と、利回りは基準以上になる。