前回の丸井グループに続き、2020年NISA枠が残っており株主優待投資検討中の方に、アイデア投資家が投資ビギナーの家族に勧める目線で、3月優待企業を紹介する。
・3月優待企業の記事
前回述べた通り、選定企業の基準は、投資ビギナーの家族に勧めるケースを想定したので、以下の3点を特に意識した。
１．業績の振れ幅が少ない＝業績が安定的。
２．生活に役立つ優待が期待できる＝興味を持てる、ユーザー目線で企業を見れる。
３．優待に加え、配当利回り2％以上期待できる＝長期保有で優待＋αのメリットあり。
今回紹介するのはゼビオホールディングス<8281>。
大手スポーツ用品チェーンの一角で、福島県郡山市に本社おく地方本社の会社。
スポーツ用品店スーパースポーツゼビオやヴィクトリア、ゴルフ専門店ヴィクトリアゴルフやゴルフパートナーを中核ブランドに、ウィンター・ゴルフ・アウトドア用品などを販売する。2020年3月時点でグループ店舗数860あり、上記以外のブランドでは、英国カジュアル衣料店NEXT、アウトドア用品店エルブレスなどがある。
前述の基準に照らしてみて、業績の振れ幅以外は満たしていると判断した。
１．業績の振れ幅が少ない→おそらくNo
ゼビオホールディングスの売上高・営業利益の10年間の推移は、売上は3年前をピークに、微減しており、今年度はコロナ影響で微減の見通し。
一方利益は、８年前をピークとして、右肩下がりの傾向あり。今年度はコロナ影響でブレークイーブン近くまで低下の見通し。
一方、営業キャッシュフローは、この３年はプラスとマイナスが入れ替わっているが、過去10年の大半はプラスだったので安定的と言えるが、今後の動向に注視。
２．生活に役立つ優待が期待できる→Yes
ゼビオホールディングスの株主優待は、100株保有の場合、割引優待券が頂ける。
その内訳は、(1)20％割引優待券が1枚、(2)10％割引優待券 が4枚。
スポーツやアウトドア用品を購入予定のある方には利用価値のある優待であろう。
３．優待に加え、配当利回り2％以上期待できる→Yes
2020/11/13時点の株価でみると、1株あたりの配当30円の予想で、配当利回り（税引前）は3.88％と、利回りは基準以下になる。
