先週末参加した楽天証券主催の「新春講演会2020」の様子をお伝えする。
今回は楽天証券チーフアナリスト 今中氏による講演。
テーマは2020年のテクノロジー関連株相場を占う- 半導体、5G、ゲーム株の徹底分析。
・今中氏プロフィール、連載記事
半導体、製造装置をどう捉えるか?
→循環サイクルがあるので投資難易度は高くないという。投資タイミングがある。
銘柄は決まりきっている。最先端の企業以外は、半導体事業をできない。
・どんな種類あるかというと、ロジック半導体、メモリ半導体、ディスクリート半導体とあり、大事なのは前二つの分野。
1. ロジック半導体(アプリケーションレイヤー)
チップセット、GPU、その他集積回路、受託製造に細分化できる。
ほとんどは設計会社。生産を手掛ける会社はインテル、TSMC、サムスン電子のみ。
2. メモリ半導体
DRAMはメインメモリ、NANDはストレージ用途。
3. ディスクリート半導体
・ロジック半導体のテスターは米国のテラダイン<NASDAQ TER>と日本のアドバンテスト<6857>の2社しか手掛けていない。チップセットの構造が複雑化しているので重要な役割。
(参考記事) テラダイン<TER>
2020年はメモリーが復活する?
2016年に半導体の受注高の3ヶ月移動平均は底を売ち、2018年10月までのピークが来た。スマホの普及、動画処理のデータセンターの波が来た。2019年4月からまた波が来ている。受注高の動きに対し、株価が3ヶ月先行すると言われている。
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