今年選定したテンバガー候補21銘柄の3ヶ月リターンで、SKIYAKI編、イボキン編、アクアライン編、ソーシャルワイヤー、串カツ田中HLDG編に続き、スタジオアタオを紹介する。
・テンバガー候補銘柄の19年1月~3月期 株価パフォーマンスベスト企業 SKIYAKI編
・テンバガー候補銘柄の19年1月~3月期 株価推移 イボキン編
・テンバガー候補銘柄の19年1月~3月期 株価パフォーマンスワースト企業 アクアライン編
・テンバガー候補銘柄の19年1月~3月期 株価推移 イボキン編
マザーズ上場のスタジオアタオ<3550>は、上記期間のリターンは▲15%。
スタジオアタオは、オリジナルバッグ等の企画・販売や、直営・ネット店舗の運営、キャラクター商品の企画・販売などを手掛ける。2005年設立、2016年上場。
スタジオアタオの社名由来は、ブランド名にもなっているアタオがAttaining the "TAO"=職人道を究めたいという想いが込められているそう。
株価は上昇と下落のきっかけが、1つずつあると推測。3月末時点では▲15%のリターンとなった。
まず下落のきっかけは、1月10日に公表した2019年2月期の営業利益予想。
オンライン・店舗が好調に推移しており、従来予想6億円から6.9億円に上方修正。
併せて発表した2019年2月期第3四半期は前年同期比44%増6.8億円に。
ただ第3四半期累計実績と比べ通期予想引き上げ幅が小さく、材料出尽くし売られた。
株価は1月10日、11日、15日の3営業日で 15%の大幅下落となった。
一方、上昇のきっかけは、1月30日に2019年2月末時点の株主対象に株主優待制度を新設発表。
優待内容は、毎年2月末時点で100株以上を継続1年以上保有の株主に対し、同社ECサイトRoberta Di Camerinoで使用できる3000円相当の優待クーポンを贈呈。
株主優待制度新設を好感した買いが入り、翌1月31日に株価は5%上昇。
尚、4月10日発表の2019年2月期決算は、連結経常利益が前期比35%増の7.5億円に拡大。2020年2月期も前期比18%増の8.8億円に伸び、8期連続過去最高益更新の見通しから株価上昇のきっかけになっている。
2019年2月期は自社ブランドのバック・財布販売がオンライン、店舗とも好調。2020年2月期は店舗リニューアルやSNSマーケティング強化などで販売を伸ばす計画。
加えて、2020年2月期年間配当方針を上場以来初めてとなる10円としたことも材料視。
株価は、4月10日、11日の2日間で9%上昇した。