昨日に続いて、今月中旬に楽天証券企画の投資イベント@大阪に参加したので、その模様をお伝えする。
楽天証券 投資イベント 午後のプログラム
第一部”進化した私の投資スタイル” 優待投資家 桐谷広人さんとタレント 杉原杏璃さん登壇。
第二部”習近平の中国は何処に向かうのか” コラムニスト 加藤嘉一さん登壇。
第三部”2018年後半に向けての米国経済 株式相場の見通し” ホリコキャピタルCEO 堀古英司さん登壇。
今回は第二部の加藤嘉一さんの講演の様子を紹介する。
講演内容は、習近平政権での変化、政治、外交、経済で、気になった内容を抜粋した。
加藤さんの公式ホームページはこちら。
<習近平政権での変化>
1. インターネット、スマホの普及
スマホ1つで生活できるようになった
人口14億人に対し、8億人がネット、5億人がスマホ決済、シェアリングタクシー2億人
ゴマ信用(芝麻信用) 個人の情報を使って、病院の待ち時間が変わる。
将来的にはビザ緩和用件になる可能性。
ゴマ信用とは?
信用のプラットフォーム「芝麻信用」|2017年10月号|金融ITフォーカス|刊行物|NRI Financial Solutions
2. 反腐敗、汚職対策
最近では宴会が減り、生活がシンプルになる一方、ぜいたくが減った。
3. 外に対する意識、行動
一帯一路、アジアインフラ銀行、経済力いかし、新興国に対する働きかけを強めている。
一帯一路とは?
アジアインフラ投資銀行とは?
<政治>
今年3月に国家首席の任期を2期10年からなくした。これは3つの要素がある。
1. 権力基盤磐石
2. 後継者不在
3. 自分の身内で固めた→チェックバランス働かず、責任者不在
<経済>
構造改革と経済成長をバランスさせるかが課題。
最終消費がGDPに占める割合(58.5%→78.8%)を重要視。外需から内需にSHIFT。
リスク
1. 金融リスク 人民元とビットコインの直接リンクを禁じた。
2.貧困問題 対策はしている。
<外交>
習近平の4月10日基調講演@海南島は、今後を占う重要な4点の言及があった。
1. 外国企業の規制を緩和
2. 魅力的な投資環境を整備する
3. 知財の保護強化
4. 主導的に輸入を促進する。今年7月から関税を引き下げ。
自動車25%→15%、衣類15%→7%、洗濯機冷蔵庫20%→7%、健康食品/医薬品8.7%→2.9%